飼い犬を悲しい独裁者にしないでほしいと常々思う。

サツキ編のちょっと骨安めで、ちょっとだけマメ知識です。


私は長年、両親のおかげで猫や犬と関わる機会が多かった。

そして、犬や猫にとても興味があり、いろいろなカタログや

動物関係の番組ばかり見ていた。

そんな中で、とっても納得いく内容の番組を見た。

いまだにその通りだと思って、犬に接する時はそうするよう

にしている。

確か海外の番組を日本語でやっていたやつだけど、私がワー

ホリで海外にいた時にも、そういう番組を見た事があった。

犬は服従させられないと、不安を抱えてしまうという話。

これは言葉にすると単純だけど、意外に初めて犬を飼った人

たちはやれていない。

犬というのは、群れで生きてきた。祖先をオオカミとする所

から、ファミリーができればボスが必要になる。

もしも、ある家族で犬を飼う事となると、犬は大きくなるに

つれて、誰がボスか自分で決めるのだ。

餌をくれる人は絶対服従になる可能性は高い。

けどそこで言いなりに餌をあげると、格下に見られる。

決まった時間にあげることで、餌をやる人は自然と犬のボスに

なることができる。しかし、子どもや餌をやらない人はどうな

るのだろうか?

その犬の、やりたいようにやらせてやる人は、全部格下になる。

そして、もしも家族全員が犬の判断で自分より格下だと判断

したら、どうなるか。

犬は自分がボスだと判断して、やりたい放題になる。

そして自分の思い通りにならないと、噛みつくようになる。

ここまでは日本でも、よく動物番組で言われている事。

重要なのはこの後だ。

もしも、その犬がボスの器じゃなかったら、最終的にどうな

るか。

犬は使命感に燃えて、家族を外敵から守ろうとする。

しかし、体の小さい犬だったりしたら、自分よりも大きな犬

は散歩をしていても沢山目撃する。

「こんなのに勝てる訳ない。」と心の中で負け犬になるけど、

ボスとして戦わなければと、恐ろしいプレッシャーに苛まれる。

こんなに小さいのに、守らなければいけない。でも負けるに

決まってる、でも戦わなきゃいけない。

次第にそれはストレスとなり、常に気を張るようになる。

同時に、別の群れに所属したいという願望が出てくる。

別の群れを羨ましく思うようになり、場合によっては脱走する

か、狂って誰かれ構わず噛みつくようになる。

これは人間にも言える事、もしも誰も自分を守ってくれる人が

いなくて、自分が大勢を守らなければいけなくなったら、どう

なるだろう?しかも、信頼できる人は周りに誰もいない。

人間でもだいたいの有名な独裁者は、裏切りと孤独に苛まれ、

最後には狂気に身を沈めて行く。

甘やかされた犬も、それと同じだ。

因みに、このブログのコロは明らかにボスの器だった。

自分の身分をわきまえて、信頼できる人間を信頼し、それでい

て自分のやれる事を最大限に行っていた。

弱きを守り、強くを挫く本当にボスであるべきボスだった。

もちろんケンカで負けたことは一回もなかった。

それでも、コロは父と母には完全に服従で、私や姉を守る対象

として、一目置いてくれていた。

ファミリーを馬鹿にして噛みつく時点で、その犬はボスの器に

はない。

それはとても可哀想なことだ。

だから、家族の誰でもいい、その犬が不安に感じたり、ピンチ

の時に助けてやると、簡単に犬は変わっていく。

または、完全な服従を強いる。

私はミントの時にそれを行った。

ミントは私が就職して、実家を離れている間に姉が買ってきた犬

だった。なので、私が帰郷してずっと実家住まいになった時に、

真っ先に私を居候扱いして馬鹿にしてきた。

餌に手を伸ばすと、両親や姉には全くなんでもない素振りなのに、

私に対してだけは牙を剥いてくるのだ。

その頃の私は、すでに犬の群れに関する知識があったので、どう

すればいいのか、わかっていたので実行した。

あんまりにも言うことを聞かず、私を威嚇するので、噛みつかれる

覚悟で、ミントとケンカした。

犬がガウガウ言う姿は、たとえミニチュアダックスと言えどかなり

恐ろしいものがあった。

しかしここで負けたら、多分私は一生ミントの格下扱いになって、

必ずどこかで噛みつかれると判断して、強硬手段に出た。

そして素早く押さえ込み、首筋に噛みついてやった。

しかも、結構痛みがあるように、歯の先でチンマリ噛んでやった。

「キャン!!」と思った以上に大きな声で哭くミント。

面白い事に、その日からパッタリとミントは私を威嚇することを

やめた。それどころか、めちゃめちゃ言うことを聞くようになった。

でも、私はこれだけではミントからの信頼は得られないと思い、事

あるごとにミントを守ってあげた。

外から帰ってきて、足が冷たければ暖めてあげて、耳が冷たければ

両手で握ってあげた。そのおかげで、ミントはすっかり私に信頼を

おいてくれて、仲良くなれた。

完全な服従のあとは、優しさと信頼を育む。これがやっぱり犬も

安心して、その家族で居られる方法なんだと、実感した出来事だった。

もしも、今現在犬が噛みつく犬で、扱いに困っている人がいたら、

威厳を持ってその犬に挑んでほしい、戦ってほしい。

多少噛みつかれても良い場所で、ガードしながら必死に戦って、

自分がボスだと教え、尚且つ守って、心を暖めてあげてください。

独裁者の心ほど、寂しくて悲しいものはないから、愛されるべき

ペットの存在を、そんな悲しいもののままにしないであげてください。


(マメ知識 終わり)



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